神奈川大学の評判や雰囲気は?卒業生の就職実績についても調査!

神奈川大学というと、「ゼミの神大」「卒研の神大」と呼ばれるほど、ゼミや卒業研究の評価が高い大学です。それだけに、少人数教育を重視した教育の実践に定評があります。

「ゼミの神大」ですから、文系学部では、「ゼミナール・演習・専門研究」に取り組みます。

ゼミでは、自分の興味のある分野でテーマを見つけ、そのテーマについて極めていくという学びのスタイルですから、学問の奥深さにも触れることが出来ます

それ以外にも、研究を通して仲間との交流もありますから、そのなかで、人間性を深めることもできます。

今回はそんな神奈川大学について見ていきましょう。

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ピックアップ!この学部の評判は?

看板学部・人気学部以外の評判を、ザックリとまとめてみました。

経済学部

経済学部には、経済学科と現代ビジネス学科の2学科が設置されています。

経済学科

広く経済について学ぶことが出来る「経済学科」ですが、経済学部自体が人数の多い学部ということもあり、様々な意見が見られるのが特徴です。

全体的な評価としては、平均レベルです。

授業の内容についての評価も、「担当する先生による」「面白い授業をする先生が多い」「人気のある先生の講義は抽選」「人数が多いため狭い教室だと席が取りにくい」「授業の質は良いのに、学生の態度が悪い」など様々です。

現代ビジネス学科

日本国内だけでなく世界から見た日本の企業の在り方について研究していく「現代ビジネス学科」では、「自由な学科」という意見がよく見られます。

必修科目が少なく、自分の興味のある科目をとることが出来るだけに、「幅広く学べる」という意見も見られますが、「だらけてしまう学生が多い」というマイナス意見も見られます。

授業の内容としては、マクロ経済学、マーケティング、経営戦略、流通論、日本経済論など幅広いジャンルの講義が準備されているため、「経済学を学びたい人にとっては必ず受けたい授業が見つかる」という意見もあります。

ただし、こちらの学科も人数が多いため、人気のある講義やゼミは抽選になり、希望通りに受けられないこともよくあるようです。

 

経営学部

神奈川大学の経営学部には、国際経営学科の1学科のみ設置されていますが、「ベンチャーの企業をしたい」「会計のプロを目指したい」という人におすすめのカリキュラムが充実した学部となっています。

ビジネスのグローバル化を見据えた国際感覚を持った経営スキルや、コミュニケーションツールである語学力のスキルアップに重点を置いている経営学部は、体験型授業が充実している点が評価されています。

さらに、インターンが充実しているという点が、就職に関する評価でよく見られます。

就職に関するサポートも充実していると高評価で、学内でも経営学部は就職率が高いといわれています。

特に、神奈川県内の企業への就職には強く、実績も県内トップを誇るといわれています。

 

人間科学部

人間科学部では、人の「こころ」「からだ」「社会」に関わる様々な諸問題を、科学的に解明する研究を行うことが出来ます。

ここでテーマとなっている3つをもう少し具体的に説明すると、「こころ=心理発達」、「からだ=スポーツ健康」、「社会=人間社会」となり、人間科学部では、具体的にこの3コースから自分が興味のある分野を選択することによって、より専門性を高めていきます。

学生からの評価も、講義や授業に対する評価は高く、特に研究室やゼミについてはかなり高く評価されています。

気になるゼミですが、選択肢が多いのが魅力になっているようです。

「積極的に学ぶ姿勢があれば楽しい」「意欲があればどこまでも深く学習することが出来る環境」「わからないところも徹底的に教えてもらえる」という意見が見られます。

 

理学部

理学部には、総合理学プログラム、数理・分離学科、情報科学科、化学科、生物科学科の5学科があります。

全体的に、講義や授業、研究室やゼミに対する評価は高いです。

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総合理学プログラム

数学、物理、化学、生物、情報など幅広い理学全域を学びながら、文系科目の履修によって論文作成に必要な文章力を養い、理系脳と文系脳を駆使して活躍できる人材の育成を目指しています。

このプログラムの大きな特徴は、3年次で学科を決定する点です。

2年次までは自然科学の基礎について幅広く学び、その学習体験の中で自分の関心のある分野を探していきます。

2年間かけて自分の適性や進路の方向性をじっくりと見つけることによって、目標意識が定まり、希望する学科が決定します。

そのため、本格的な専門研究に取り組んでいくのは、所属学科が決定する3年次以降となります。

数理・物理学科

世の中の自然現象を理論的に解明していくのが数理・物理のテーマになりますが、数理・物理学科ではこの2つの分野を横断的に学ぶことが出来るのが特徴となっています。

特に数理コースでは演習、物理コースでは実験を重視しているため、論理的に問題を解決している力を鍛えることが出来ます。

評価としては、「講義や授業はかなり充実している」「高学歴の先生が多くわかりやすい授業が多い」「自分でしっかりと考える力がつく」「物理も数学も学びたいけど選べない人におすすめ」という意見が見られます。

化学科

化学科では、3年次までに物質の構造や化学反応について徹底的に学び、4年次では卒業研究として未知の研究に挑んでいきます。

そのため3年次後期からはそれぞれの研究室に配属され、卒業研究の準備を進めていきます。

評価としては、「化学の基本を学びたい人におすすめ」「上限がないから好きな授業が自由にとれるのがいい」「設備や授業が充実している」という意見が多くみられます。

生物科学科

生物科学科の特徴は、少人数制の演習によってしっかりと基礎を身につけることが出来ることです。

実習も湘南の地の利を生かした加害演習が多く準備されており、体験的に知識を学ぶことが出来るようになっています。

評価としては、「生化学や分子生物について学びたい人におすすめ」「自然に囲まれたキャンパスで勉強するのによい環境」「著名な先生や教授が多い」「研究室の数が多く内容も多彩」などの意見が見られます。

 

工学部

工学部には、総合工学プログラム、機械工学科、電気電子情報工学科、物質生命化学科、情報システム創生学科、経営工学科、建築学科の7学科が設置されています。

いずれも一貫した少人数教育となっているため、決め細やかな指導が受けられる点が高く評価されています。

総合工学プログラム

総合工学理論、総合工学研究、環境科学、人間工学、情報工学などを学びます。

機械工学科

機械工学実習、機械解剖、機構及びロボット工学などが学問の分野となります。

評価としては、「理工系の研究を考えている人にはぴったり」「設備などが充実している」「専門知識が豊富な教授が多数いるため、深く学ぶことが出来る」「高額な実験設備もある」などが見られます。

電気電子情報工学科

プログラミング演習、ヒューマン情報処理、電子情報実験A~Dなどが学問の分野となります。

評価としては、「電気から情報まで幅広く学べる」「興味のある分野を深いところまで学ぶことができる」「専門的な知識を深く学べる講義が多い」「一般教養の講義も充実している」などの意見が見られます。

物質生命化学科

物質生命化学基礎実験、エネルギー化学、分子生命化学、環境化学などを学びます。

評価としては、「本気で化学をやりたい人には一から専門知識を学ばせてくれる」「様々な研究室があるため自分のやりたいことを研究できる研究室が見つかる」「本気で勉強したい人におすすめ」という意見が見られます。

情報システム創成学科

グループ学習型科目群、プロジェクト達成型科目群、プログラミング演習などが講義の中心となります。

評価としては、「自分のやりたいことがはっきりしている人におすすめ」「自分から動かなければ始まらないことが多い」「壁にぶつかっても教授にいろいろなアドバイスをいただける」などの意見があります。

経営工学科

経営管理、原価管理、マーケティング、生産システム工学、生産マネジメント、人間工学、ヒューマンインターフェースなどを学びます。

評価としては、「質問にわかりやすく答えてくれる」「理系なのに経営という分野を学べる」「様々な分野で活躍している講師が多い」などの意見が見られます。

建築学科

建築環境概論、建築の構造、建築デザイン、建築実験などが学習分野となります。

評価としては、「建築のデザインが学べる」「出欠の評価は厳しい」「魅力的な授業が展開されている」「授業内容はとても充実している」「課題が大量に出る」「先生とコミュニケーションが取りやすい」などの意見が見られます。

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気になる卒業後の進路

志望校を決める時には、やはり卒業後の進路も気になります。

神奈川大学卒業後の、気になる進路についてまとめてみましょう。

取得できる資格は?

神奈川大学では、全学部で取得が可能な資格と、各学部で取得が可能となる資格が異なります。

●全学部で取得可能な資格

学芸員

●指定学部で取得可能になる資格

以下の学部では、決められた課程を修了することによって、取得することが出来る資格があります。

■理学部化学科

甲種危険物取扱者

■工学部建築科

一級建築士

■工学部物質生命科学科

甲種危険物取扱者

■工学部電気電子情報工学科

第一級陸上無線技術士

 

卒業生はどんなところに就職した?

気になる卒業後の就職先の参考として、実際に神奈川大学の卒業生が、どんな企業に就職したのかは、ぜひとも知っておきたい情報です。

法学部

公務員希望者が多い法学部では、東京国税局、防衛省、裁判所職員一般職、警視庁、東京消防庁、長野県庁、群馬県庁、横浜市役所など多くの就職実績があります。

一般企業でも、千葉銀行、東京スター銀行、八千代銀行、住友生命保険、第一生命保険、日本放送協会(NHK)、神奈川県信用保証協会、日本年金機構、横浜日野自動車、スカイマークなどへの就職実績があります。

経済学部

経済学部では、やはり金融系企業への実勢が目立ちます。

三菱東京UFJ銀行、みずほファイナンシャルグループ、三井住友銀行のほか、横浜銀行、千葉銀行、神奈川銀行。横浜信用金庫。湘南信用金庫、みずほ証券、野村證券、岡三証券、浜銀TT証券などがあります。

他にも、日本郵便、キューピー、エバラ食品工業、理研ビタミン、キーコーヒー、三和シャッター、東京セキスイハイム、東日本旅客鉄道などへの就職実績があります。

経営学部

経営学部では、みずほファイナンシャルグループ、スルガ銀行、北陸銀行、東洋証券、住友生命保険、第一生命保険、メットライフ生命保険などの金融系企業が目立ちます。

そのほかの一般企業としては、日本郵便、ブルボン、LIXIL、電気化学工業、ショーワ、セイノースーパーエクスプレス、佐川急便、大東建託、一条工務店、日本受託サービスなどがあります。

外国語学部

やはり語学を生かせる分野への就職が目立ちます。スカイネットアジア航空、ANA関西空港、ANAスカイビルサービス、JALスカイ、エイチ・アイ・エス、横浜グランドインターコンチネンタルホテル、星野リゾート・マネジメント、ミキハウス、メキシコ日本通運、日立物流バンテックフォワーディング、アメリカン・エキスプレス・ジャパンなどがあります。

その他にも、JTB商事、名鉄観光サービス、トップトラベルサービス、日本郵便、プリンスホテル、マンパワーグループ、クリーク・アンド・リバー社、横須賀海軍施設などへの就職実績もあります。

人間科学部

東日本旅客鉄道、ワコール、スズキ、重松製作所、横浜信用金庫、アクセルマーク、東急ファシリティサービス、スターツコーポレーション、キャノンシステムアンドサポート、東京ガスエコモ、大塚商会、近畿日本ツーリストなどがあります。

公務員職としては、神奈川県教育委員会、鳥取県教育委員会、茨城県教育委員会、相模原市教育委員会、富山県教育委員会、文部科学省、警視庁、目黒区役所などにも就職実績があります。

理学部

日産自動車、中部食品、タリーズコーヒージャパン、コメリ、コナカ、大和ハウス工業、共立メンテナンス、日本郵便、阪急阪神ビジネストラベル、ジャパンビバレッジホールディングス、エイジアなどに就職実績があります。

工学部

日産自動車、スズキ、キャノン、日立工機、富士通エフサス、クボタ環境サービス、理化工業、パナソニック、富士通ゼネラル、日本ケミコン、共同印刷、協立電機、東京ラヂエーター製造、NTTデータMSE、カヤバ工業、東洋合成工業、丸善石油化学、吉田プラ工業、富士通マーケティング、伊藤忠テクノソリューションズ、セブン-イレブン・ジャパン、スターツグループ、日新、富士ゼロックス、清水建設、大林組、西松建設、熊谷組、五洋建設、松井建設、東急建設、東建コーポレーション、丸井グループなどに就職実績があります。

 

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか?

大学の偏差値や学部ごとの難易度などについては、以下の記事で詳しく解説をしています。

ぜひこちらの記事もご覧ください。

大学について、さらにお分かりいただけると思いますよ。

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