今回は古文の勉強方法について解説をしていきます。
古文は具体的などのような勉強をしていけば点数が上がっていくのか?
これをちゃんと理解していない受験生もきっと多いことでしょう。
今回の記事では、最短最速で古文で高得点を狙えるようになるための勉強方法について解説していきます。
記事の途中では具体的な古文の勉強方法以外にも、
実際に古文の入試問題はどのように解いていくべきか?
といったことについても解説をしているので、ぜひこの記事を最後までご覧ください。
では、早速見ていきましょう。
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古文の入試問題でテクニックは使うべきか?
僕は裏技とかテクニックとかそういった類のものは大嫌いです。
なぜなら、そういった裏技とかテクニックは本当の意味で力が身についたと言えないから。
しかし、古文においてのみ使えるもの関しては、テクニックは使った方が良いと僕は考えています。
なぜなら、古文の文章を全て完璧に読み解くというのは非常に難しいことだから。
古文の文章では、主語が省略されていたり、背景知識が省略されていることなんてことがたくさんあります。
だから、実は古文の文章を完全に現代語訳するというのは、受験生にとって非常に難しかったりします。
しかも、古文の点数の配点はもの凄く高いというわけではありません。
センター試験であれば古文の配点は200点満点中50点だし、私立大学の入試問題では古文の問題は少ししか出題されない場合も非常に多いです。
配点が少ない古文にたくさんの勉強時間をかけすぎるのは、良くないでしょう。
だから、古文についてはちょっとした解き方のコツを知っておくことを僕は勧めています。
では、具体的にどのようなテクニックか・・・?
それについては、以下の記事で詳しく解説をしています。
→古文の文章が全く読めない!?苦手な人でも今すぐできる解くコツとは?
テクニックというよりは、今から実践できる古文の問題の解き方のコツについて解説したので、ぜひ目を通してみてください。
テクニックだけでは甘い・・・
しかしテクニックだけでは古文の問題で、安定して高得点は狙えません。
もちろん先ほど紹介したような記事でお伝えした、出来るだけ高い点数を取る古文の解き方のコツのようなものはありますが、やはりコツを知っているだけでは解けない問題もあります。
だって、解き方のコツを知っているだけ、満点を取れるテストなんて意味ですから・・・笑
また、古文単語や古典文法の知識がある人とない人。
どちらの人の方が古文のテストで高得点を取ることが出来るか・・・?
それはもう、古文単語や古典文法の知識がある人に決まっていますよね。
だから、古文のテストの問題で高得点を狙うための解き方を身につけることも重要なのですが、それ以上に古文単語や古典文法の知識を身につけることも重要になってきます。
ではでは、古文の勉強はどのような流れで勉強をしていけば、成績は上がっていくのでしょうか?
次の見出しからは、いよいよ具体的な古文の勉強の仕方について解説をしていきます。
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古文の勉強の全体の流れ
ではでは、いよいよどのような順序で古文の勉強を進めていけば良いのか?ということについて解説をしていきます。
まず古文の勉強の種類は大きく分けると4つの種類に分類されます。
・古文単語
・古典文法
・古文解釈
・古文読解
これらの分野の力をそれぞれバランス良く伸ばしていくことこそが、古文の点数を上げるための1つの鍵になってきます。
(古文解釈が何か?分からない人もいると思いますが、その説明はまた後でするので、とりあえず読み進めてください)
そして、具体的な順番についてですが、
古文単語と古典文法を並行しながら勉強を進め、古文解釈を勉強した後に、古文読解をする
という流れで、勉強を進めると効率的に勉強が進んでいきます。
この順番で勉強を進めることにより、古文の知識の土台が固まった後に、古文の読み方を学び、古文の読解に進んでいくという理想的な流れで古文の勉強を進めていくことができます。
それぞれの勉強を毎日15分ずつなどこなしていっても良いのですが、それでは非効率的な勉強になってしまうでしょう。
例えば、古文単語や古典文法の知識がない段階で古文読解の勉強をしたとします。
しかし、この段階でいくら古文読解の勉強をしたとろで、おそらく古文の文章をなかなか理解できないはずですよね。
なぜなら、古文の文章というのは結局、古文単語・古典文法の組み合わせだから。
では、古文単語・古典文法・古文解釈・古文読解。
それぞれの勉強がどのような役割を担っているのか?
次はそれぞれの勉強の役割と効率的な進め方について解説をしていきます。
それぞれの勉強の役割を知っているのと知らないのとでは、勉強の結果に大きく差が出ます。
なぜなら、それぞれの勉強の役割や効率的な進め方を知らないで勉強を進めてしまうと、今している勉強によって何が身につくのか?が分からなくなってしまうから。
より少ない労力で成績を上げるためにも、それぞれの勉強の役割と効率的な進め方について把握をしていきましょう。
古文単語学習の役割と効率的な進め方
古文単語は、古文を勉強する上で土台となる知識といっても過言ではありません。
例えば、英単語が分からなかったら、おそらく英語のテストで点数を取るのって相当キツイですよね。笑
それと同じように古文単語の意味が分からなかったら、古文のテストで点数を取るのはかなり厳しいはず。
英語よりはまだ応用が効くと思いますが、それでもやはりキツイことに間違いないでしょう。
そういった意味で、古文単語については早いうちから勉強を進めていくことを推奨しています。
もし仮に古文単語を全然覚えていない状態で、英語長文や英文法の勉強をしていたらいちいち、
「あれこの古文単語なんだっけ?」
といって意味を調べることになります。
そして、
古文単語の意味を調べて
↓
古文単語の意味を頭に入れて
↓
古文の文章の内容を理解して
↓
古文の文章の内容を頭に入れる
こんなことをしていたら古文読解などの勉強をすることが、きっとイヤになってしまうでしょう。
そもそも勉強は分かる→楽しい!のステップを繰り返すからこそ、勉強を継続することができるのです。
だから古文の文章を見たときに、古文単語が全然分からない。といったような状態では、古文の勉強が苦痛で苦痛でたまらなくなってしまうのです。
ちなみに、古文単語の具体的な覚え方については以下の記事で解説をしています。
上記の記事を読んで、ぜひ効率的に古文単語を覚えましょう。
また、古文単語のオススメの参考書については、以下の記事で解説をしています。
上記の記事を読んで、ぜひ自分にピッタリの古文単語帳を見つけましょう。
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古典文法学習の役割と効率的な進め方
古文単語と同じかもしくはそれ以上に重要になってくるのが、古典文法の勉強です。
古典文法の知識がなかったら、どうなってしまうのか・・・?
これは、例を使った方が分かりやすいと思うので、例を使って解説をしていきますね。
例えば、「未然形+ば」で「もし〜ならば」という訳となる順接の仮定条件を全く知らないA君がいたとしましょう。
そのA君が古文読解の勉強をしたとして、「未然形+ば」が使われている文章に出会ったとします。
当然、順接の仮定条件「未然形+ば」が分からないA君は、文章を上手に訳せません。
そこで、A君は解説を見ることにしました。
ですが・・・
この文章には、順接の仮定条件が使われています。
ということが解説に書かれていなかったら、「未然形+ば」の用法を理解しないまま、先に進んでしまうことになります。
もし仮に、「未然形+ば」の順接の仮定条件が使われていることが、解説に書いてあったとしても、そこから、
順接の仮定条件というものを参考書などで調べる。
↓
参考書に書かれている、順接の仮定条件についての解説を読む。
↓
順接の仮定条件の用法を頭に叩き込む。というステップを踏んで古文読解の勉強に戻ってきたら絶対に、「あれ?この古文の文章の内容ってなんだっけ?」となります。
A君の成績が上がるのは、いつになることやら・・・
古典文法の知識を一通り頭に入れず、やたらめったら古文読解のしていても、決して成績は上がっていかないでしょう。
あとは、古文の助動詞を覚えていれば、それで古典文法の勉強は大丈夫だと思っている受験生も非常に多いです。
しかしいつまでも古文の助動詞の暗記の勉強に追われていたり、古典文法の知識が固まっていない段階で、古文の勉強をしても成績はなかなか上がっていきません。
古典文法において助動詞の知識はもちろん重要ですが、敬語や例に挙げたような接続助詞のような知識もかなり重要だったりします。
なぜなら、助動詞だけを勉強しても古文を読めるようにはならないから。
なので、ぜひこれを読んでいるあなたは基礎的な参考書でも良いので、古典文法についてちゃんと一通り勉強をしましょう。
ちなみに、僕が最もオススメしている古典文法の参考書は以下の参考書です。
上記の参考書は古典文法の基礎の基礎から解説をしてくれています。
活用形・助動詞・敬語・助詞など古典文法について一通り解説をしてくれている参考書で、解説も簡潔で非常に分かりやすいのが特徴です。
ちなみに、どの古典文法の参考書を使うべきか?については以下の記事でさらに詳しく解説をしています。
→古典文法参考書・問題集オススメ8選!これで古文文法は完璧!
ぜひ1度ぜひ目を通しておいてください。
また、古文の助動詞を今すぐ覚えたい!という人は、以下の記事をぜひ読んで見てください。
古文の助動詞を最短最速で覚えるためのコツを知ることができます。
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古文読解の前に古文の読み方を学ぶ
古文単語と古典文法さえ勉強をすれば、古文の問題は絶対に解けるようになると思っている人は非常に多いです。
しかし、古文の文章読解を得意にしていくためには、問題演習の前に古文の読み方について勉強することがとても重要になってきます。
この古文の読み方を学ぶ勉強こそが、古文解釈の勉強なのです。
例えば、
・心中表現や会話文を区切るための方法
・敬語を使って主語を特定する方法
・日記や物語を読解するための方法
このような勉強をしている人としていない人とでは、どちらが古文の問題で点数を取れそうか?なんとなく分かりますよね・・・
そして、上記のようなことを学ぶ勉強こそが古文解釈の勉強なのです。
実は日記・随筆・物語・説話で、それぞれに読解のコツがあったりします。
絶対にそれぞれの読解のコツを知っておいた方が、古文の問題がスムーズに解けますよね。
古文読解の勉強にスムーズに入るためにも、ぜひぜひ古文解釈の勉強は必ずしておきましょう。
ちなみに、古文解釈の参考書については以下の記事で詳しく解説をしています。
→古文読解の参考書・問題集オススメ8選!これで苦手を得意に変えよう!
上記の記事を読んで、ぜひ自分にピッタリの古文解釈の参考書を選んでみましょう。
古文読解の勉強の役割と効率的な進め方
古文単語・古典文法・古文解釈の勉強を終えることができたら、次はいよいよ古文読解の勉強に入ってきます。
古文読解の勉強では、今まで古文単語・古典文法・古文解釈で身につけてきた知識をフルで使っていくことで、今まで繋がらなかった知識が線になってどんどん繋がっていくでしょう。
古文読解の勉強の役割は、今まで勉強してきた知識を正しく使えるようになり、古文読解の内容をしっかり把握出来るようになることです。
なので、古文読解の勉強をしていて、答え合わせをする時や現代語訳を見る時には、今まで使った古文単語・古典文法・古文解釈の参考書と内容を照らし合わせることが重要です。
そうすることで、今まで繋がらなかった知識がどんどん繋がっていくでしょう。
また古文読解の勉強の役割には、古文の文章を読む体力を身につけるという役割もあります。
古文解釈の勉強などで、古文の読み方が分かったとしても長い古文の文章を読む体力がなかったら、古文の試験で思うような点数はきっと取れないでしょう。
だからこそ古文読解の勉強をして、古文の文章を読む体力を身につけることは重要なのです。
そして、身についた知識が線になって繋がっていき、古文を読む体力が身についていくことで、古文読解がドンドン出来るようになって、点数がグングン伸びていきます。
今まで身につけてきた知識を急には、完璧に使いこなせるようにはならないと思うので、古文読解の演習をしながら徐々に徐々に知識のアウトプットが出来るようになれば、それでOKです!
この段階の勉強をしている時が、一番点数が伸びるので、ぜひぜひガッツリ古文読解の勉強をしていきましょう。
ちなみに、古文読解の参考書については以下の記事で詳しく解説をしています。
→古文読解の参考書・問題集オススメ8選!これで苦手を得意に変えよう!
上記の記事を読んで、ぜひ自分にピッタリの古文読解の参考書を選んでみましょう。
さらに志望大学の過去問でそれぞれの対策を・・・
国公立の二次試験や私立大学などの場合、過去問にクセがあったりします。
例えば、大学によっては、
・仏教説話の文章がよく狙われるような傾向
・和歌ばかりが狙われる傾向
・江戸以降の文章ばかりが狙われる傾向
上記のような傾向が入試問題にはあったりします。
だから例えば、仏教説話の文章ばかりが志望大学の過去問で出題されるのであれば、出来るだけ仏教説話の文章を解くようにしておくべきでしょう。
古文を勉強していく目標は浅く広く勉強をすることではなく、入試問題で高得点を取ることなので、最後は自分の志望大学の傾向に特化した勉強が重要になってきます。
だからこそ、ある程度古文の基礎的な勉強を終えたら、ぜひぜひ志望大学に特化した古文の勉強をしてみてください。
また、どのような流れで古文を勉強していけば良いのか?ということについては、以下の記事で解説をしているので、ぜひ以下の記事を読んでみてください。
→古文の勉強方法を解説!大学受験生はこの方法で偏差値を上げよう!
また、センター古文の対策方法や解くコツについては以下の記事で解説をしています。
→センター古文で満点を取るための解き方のコツと対策法!難しいのは当たり前?
センター試験で古文を使うという人は、ぜひ上記の記事に目を通しておくようにしましょう。
大学のパンフレットと図書カードが今月なら無料で手に入る!
今月限定で大学のパンフレットと図書カードが同時に無料で手に入り、しかも今なら1000円分も貰えちゃいます。
これはぶっちゃけ相当なレベルでオススメです。
なぜそんなにもオススメなのか?について解説をしたので、まずは1度以下の記事に目を通してみてください。
→ヤバすぎる!スタディサプリの大学の資料請求は紹介したくないレベルでおすすめ!
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