MARCHといえば、関東の難関私立大学。
そんなMARCHの中の1つのRにあたるのが立教大学です。
また立教大学は、日本聖公会系のミッションスクールです。
そのため、もともとは米国の宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教が設立した、聖書と英学を学ぶ為の私塾・立教学校が母体となっている大学です。
今回はそんな立教大学の評判・人気の学部・卒業後の進路などなど、多くの人が気になるようなことについてまとめました。
では、早速見ていきましょう。
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気になる大学の評判
GMARCHといえば、個性が強くスポーツなどでも有名という大学が多いですが、立教大学は、どちらかというと「落ち着いた雰囲気」というのが、よく耳にする評判です。
また、ミッション系の大学というだけあって、「キャンパスの雰囲気が洗練されている」という評判もよく聞きます。
学生もおしゃれな人が多いので、「青山学院大学と雰囲気が似ている」という意見もよく出ます。
「自由な大学」という印象が多くみられるのも、立教大学の特徴にあります。
もともとアメリカ人宣教師が設立した立教学校が母体となっていますが、この母体となった立教学校も、牧師の養成を目的としたものではありませんでした。
そのため、信仰の有無を問われることもなく、あくまでも学問を学ぶ場であったというのも、現在の立教大学の精神に大きな影響を及ぼしているといえるでしょう。
ただし、「理系学部の規模が小さい」「スポーツであまり強い部がない」などの意見も見られるため、MARCHの中ではおとなしいイメージになっている部分もあります。
気になる人気の学部
第二の看板学部とも言われる位置まで来ているのが、社会学部と法学部です。
社会学部は、社会学科・現代文化学科・メディア社会学科の3つがあります。
この3つの学科とも共通している評価が、「自由な環境」という点です。
幅広い選択肢が用意されており、その中からどれを選んでも自分のやりたいことが出来る環境にあるという点は、高評価につながっています。
それゆえに、意志をもって学校生活を送りたい学生には、全体的に高く評価されています。
メディアや広告業界に多くの卒業生を輩出しているメディア社会学科では、テレビ出演している教授もおり、「授業が面白い」「メディアに関する社会問題や報道の自由について実践的に学べる」という意見もあります。
もう一つの人気学部である法学部ですが、こちらも法学科・国際ビジネス法学科・政治学科の3つがあります。
法学科ですが、実際に弁護士を志望している学生はごくわずかで、ほとんどの卒業生が一般企業に就職しているのが特徴のようです。
自由度が高いと感じるのは法学部も同じのようで、基本的に出席確認をとらないため、サボる人も多かったとか…。
教えてくれる教師陣は、知識も人生経験も豊富な先生が多く、「内容の濃い授業がよかった」「広く法律を学べる」という意見が多くみられます。
オシャレで女子に人気の大学というイメージが強い立教大学ですが、その中において法学部は、「真面目で落ち着いた雰囲気」という印象が強いようです。
こういった雰囲気があるからこそ、自由であっても自分の進路に向けてしっかりと学んでいける環境といえるのかもしれません。
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ピックアップ!この学部の評判は?
看板学部・人気学部以外の評判を、ザックリとまとめてみました。
【理学部】
文系が強い立教大学において、なかなか注目されにくい理学部ですが、講義や授業、研究室やゼミに対する評価はかなり高いです。
全体的に代数学を専門にしている先生が多く、この分野を極めたいという人からは特に評価が高くなります。
ただし、文系大学の中でも数少ない学部ということもあり、「授業がとても難しい」「留年率が非常に高い」という意見も見られます。
大学院への推薦も、かなりハードルが高いようですから、「しっかり学ぶ」という姿勢が強く求められる学部といってもよいでしょう。
【文学部】
文学部で特に注目されるのは、キリスト教学科でしょう。
ミッション系大学のキリスト教学科というと信仰を強制される場合がありますが、立教大学の場合、設立当時から「信仰を問わず学びの場を作る」という考え方がある為、宗教はいたって自由です。
また、キリスト教についても、様々な角度から学ぶという授業スタイルのため、多角的に学ぶことが出来るという点が高い評価につながっています。
授業の内容も、キリスト教に関わっていればほぼオールジャンルで学べるという点も評価につながっています。
例えば基本的な聖書学や哲学、歴史だけでなく、美術・音楽・倫理・社会学、さらには憲法や人権に至るまで、幅広く学ぶことが出来る授業ですので、それぞれの講座に人気があります。
卒業後の進路も、幅広いのが特徴の一つです。実際に祭職に進む学生はごく少数で、枠にとらわれずに自由に進路を選択する雰囲気があるようです。
経営学部
講義や授業、研究室やゼミの内容、就職や進学に関する評価など、すべてが平均して高評価というのが経営学部といっていいでしょう。
経営学部には、経営学科と国際経営学科の2つがありますが、いずれも「実社会に出た時に通用するビジネス力が身につく」というのが、卒業生からの評価に目立ちます。
特に、ゼミにおいては様々なつながりが持てるという点も評価に上がります。
他の大学と提携しているゼミや企業と連携しているゼミが多く、しかも希望枠が大きく設定されているため、学びたいという意欲があれば積極的に受け入れる環境が整っています。
このように、学内・年齢問わずつながることが出来る環境を、「就職や進学で有利に働いた」と感じる卒業生が多いことも、この学部の魅力といってよいでしょう。
異文化コミュニケーション学部
講義・授業・研究室・ゼミに対する評価が、他の学部と比べて若干低い印象があります。
とはいえ、授業の内容はユニークなものが多いという意見も見られます。
基本的にこの学部では、4年間の間に必ず留学することが、卒業単位を取得する条件となっています。
そのため、学生の間に留学をしたいと考えている人にはオススメの学部といえます。
講義では、ネイティブの外国人教師と日本人の教師とで重視する傾向に違いが見られます。
外国人教師の場合、発音やコミュニケーションを重視する傾向にありますが、日本人教師の場合は文法を樹脂する傾向にあります。
授業自体は、学ぶ意欲があれば他の学部の授業も履修できるため、様々な分野について学ぶことが出来る点が評価されています。
観光学部
観光学部は、アクセス・立地面に対する評価以外は、概ね高評価です。
池袋キャンパスを使う学部と比べ、観光学部のあるキャンパスは埼玉県にある新座キャンパスのため、どうしてもアクセス面での評価は劣ります。
ただし、日本で最初に観光学部が設立した大学ということもあり、教師陣は、現役で今も第一線で活躍している先生が多く、実践的でユニークな講義が人気です。
授業の進め方は、1年生の1年間で観光の基礎を学びます。
2年生になると、関心のあるテーマに沿ってゼミに所属し、さらに深く学ぶという形式をとっています。
立地面では不満も見られる新座キャンパスですが、あくまでも「池袋キャンパスと比べると…」という前書きがあるという印象です。
キャンパス内の施設の多くは比較的新しく、広大な図書館やコンビニ、スクールバスなども充実しているため、「自然豊かな環境でじっくりと学ぶことが出来る」という意見が多くみられます。
コミュニティ福祉学部
コミュニティ福祉学部には、福祉学科・コミュニティ政策学科・スポーツウエルネス学科の3つがあります。
全体的な評価としては、「福祉の分野にとらわれることなく、将来自分が進みたい道に向かってしっかりと勉強できる」という自由な発想に基づく意見が目立ちます。
基本的に授業もゼミも少人数制が多いため、きめ細やかな指導が受けられるという点は共通してみられる評価です。
特に興味深いのはコミュニティ政策学科。
ここでは、福祉を狭義でとらえるのではなく、様々な視点から総合的に学ぶという取り組みをしています。
こういった取り組みも、「専門分野にとらわれずに学ぶ」という評価につながっているのでしょう。
現代心理学部
現代心理学部には、心理学科と映像身体学科の2つがあります。
心理学科を選択する人の多くは、臨床心理学に関心がある学生が多く、卒業後の進路にも関係するケースが多いのが特徴の一つです。
とはいえ、臨床心理学を学ぶには、この基礎となる基礎心理学が重要になります。
立教大学の心理学科では、この点をふまえ、基礎心理学をベースに診療心理学をより広く学ぶことが出来るカリキュラム構成となっています。
こうした講義や授業に対して、「社会に出た時に役に立った」などといった意見が見られます。
略して「映身」とも呼ばれる映像身体学科は、自由の学府を建学の精神と掲げている立正大学ならではの学科といってもよいくらい、自由で個性的な学生が集まってくるのが一つの特徴になっています。
心理学だけでなく、映像や写真・部隊演劇・舞踏など、やりたいことであれば何でも学ぶことが出来るという点が心理学科と大きく異なります。
座学だけでなくワークショップ形式の授業もある為、積極的に参加するほど楽しい学科という評価が目立ちます。
気になる卒業後の進路
志望校を決める時には、やはり卒業後の進路も気になります。立教大学卒業後の、気になる進路についてまとめてみました。
まずはどんな資格が取得できるかについて見ていきましょう。
全学部で取得できる資格
どの学部でも取得することが出来る資格です。特定科目の単位を修得することで資格がとれます。
■司書
図書館の専門的な仕事を希望する場合には、司書の資格が必要になります。ただし、池袋キャンパスのみで解説しています。
■社会教育主事
地方自治体の教育委員会に置かれる専門的な教育職員を目指すなら、社会教育主事の資格取得が必要です。
■学芸員
各種博物館での専門的な仕事に携わります。学芸員の仕事は、主に、資料の収集・保管・展示企画・調査・研究活動などになります。
ただし、池袋キャンパスのみで開設されています。
指定の学部で取得できる資格
次の資格は、指定された学部を卒業することによって、資格を取得することが出来ます。
■社会調査士
社会学部、経済学部、経営学部、コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科、現代心理学部心理学科
※ただし、観光学部では一部科目のみ開講しています。
■教員免許
文科省から教員免許過程の認可を受けている学部・学科・専攻に限ります。
■専門社会調査士
社旗学研究科、コミュニティ福祉学研究科
■初級スポーツ指導員
コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科、スポーツウエルネス学科
■レクリエーションインストラクター
コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科
受験資格取得のための必要科目が開講されている学科
■社会福祉士
コミュニティ福祉学部福祉学科
■精神保健福祉士
コミュニティ福祉学部福祉学科
■健康運動指導士
コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科
■臨床心理士
現代心理学研究科臨床心理学専攻
卒業生はどんなところに就職した?
気になる卒業後の就職先の参考として、実際に立教大学の卒業生が、どんな企業に就職したのかは、ぜひとも知っておきたい情報です。
●経済学部
看板学部である経済学部では、3大メガバンクへの就職に人気が集まっています。
そのほかにも、東京海上日動火災保険やSMBC日興証券、あいおいニッセイ同和損害保険、日本銀行などにも、多くの卒業生が就職しています。
●社会学部
人気学部の1つである社会学部では、大手銀行のほか、JTBグループやエヌ・ティ・ティ・データ、日本生命保険なども人気の就職先になっています。
●法学部
卒業生の多くが一般企業に就職する法学部では、やはり国家公務員一般職や埼玉県庁などへの就職が目立ちます。
そのほか、3大メガバンクや金融関係などにも多くの卒業生が就職しています。ただし、一般企業への就職だけでなく、法律関係の資格取得を目指す学生もお目立つのが特徴です。
●文学部
教育学科に関しては、教員を目指す学生は比較的少ないようです。
それでも東京都教員や千葉県教員、埼玉県教員としては着実に実績を残しています。
そのほかには、三菱東京UFJ銀行やみずほファイナンシャルグループ、JTGグループなどへの就職も目立ちます。
●理学部
大手企業に就職する学生が多いのが特徴です。TIS、東日本電信電話、スタンレー電気、日本総合研究所、伊藤忠テクノソリューションズなどには、多くの卒業生が就職しています。
●経営学部
ゼミによって社会人先輩とのつながりを多く持つことが出来る経営学部では、就職活動もかなり有利のようです。
大手銀行以外にも、大日本印刷や日本アイ・ビー・エム、野村證券、ソフトバンクグループなど大手企業への就職が目立ちます。
●異文化コミュニケーション学部
海外と提携している企業との内定実績を持つ異文化コミュニケーション学部では、その他にも航空各社や食品関連の大手企業への内定実績あります。
そのため、日本航空、全日本空輸、阪急阪神エクスプレスなどのほか、星野リゾート、THK、トヨタ自動車、三菱東京UFJ銀行などへも多くの卒業生が就職しています。
●観光学部
1年間の基礎知識の修得を経て深く観光について学ぶ観光学部では、JTBグループやエイチ・アイ・エス、クラブツーリズムなど、大手旅行代理店への就職が目立ちます。
そのほかにも、プリンスホテルや帝国ホテル、日本航空や東日本旅客鉄道なども人気が集まっています。
●コミュニティ福祉学部
福祉の枠にこだわらず幅広く学ぶことが出来るコミュニティ福祉学部では、大手銀行のほか、東京海上日動火災保険、パソナ、東日本旅客鉄道、LIXIL、旭化成ホームズなど、幅広い分野で活躍する卒業生が目立ちます。
●現代心理学部
心に関して多角的に学ぶことが出来る現代心理学部では、ジャンルにとらわれない学びのスタイルを象徴するように、様々な分野での就職が目立ちます。
大手銀行への就職のほか、日本郵便、NTTファイナンス、東京都人事委員会、フジテレビジョン、電通、パナソニック、花王のほか、国家公務員総合職への就職も見られます。
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか?
ちなみに、立教大学の偏差値や難易度については、以下の記事で詳しく解説をしています。
ぜひこちらの記事もご覧ください。
→立教大学の偏差値や難易度はどうなの?学部ごとに調べてみた!
立教大学について、さらにお分かりいただけると思いますよ。
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