GMARCHといえば、関東の難関私立大学。
そんなGMARCHの中の1つのGにあたるのが学習院大学です。
学習院大学は伝統として長く続いている大学なただけに、学校そのもののイメージとしては皇族・華族のための教育機関というイメージが今でも若干残っています。
学習院大学の建学の精神には、「ひろい視野 たくましい想像力 豊かな感受性」を謳っているのが特徴です。
そのため学習院大学では、専門分野に知識が偏るのではなく、幅広い科目を履修させ、基礎研究に力を入れる教育方針をとっています。
今回はそんな学習院大学の評判・卒業後の進路・取得できる資格などなど、多くの人が気になるようなことについてまとめました。
では、早速見ていきましょう。
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気になる大学の評判
東京都豊島区にキャンパスを置く学習院大学は、総合大学としては珍しい、40名程度の少人数制授業を基本としている大学です。
GMARCHではありますが、その他の大学のように生徒の数が多くありません。
その代わり、充実した授業ときめ細やかな指導に定評があります。
元々、「皇族・華族が通う学び舎」という立場から始まっているだけに、「一般庶民は敷居が高い学校」という偏ったイメージが世論として強いようです。
しかし、実際には、そういった家柄重視の傾向は大学内にはありません。
現在の評価としては、「真面目で品の良い学生が集まった総合大学」という評価が一般論になっているようです。
キャンパスは目白キャンパスのみで、その中に、法学部・経済学部・文学部・理学部・国際社会学部の5つが集中している、非常にコンパクトな大学です。
どの学部もきめ細やかな指導が特徴であるだけに、卒業後の就職実績も高く、幅広い分野で活躍する人材を輩出しています。
ピックアップ!この学部の評判は?
その他学習院大学の気になる学部の評判を、ザックリとまとめてみました。
経済学部
経済学部には、経済学科と経営学科の2つがありますが、どちらの学科においても講義や授業、研究室やゼミ、就職・進学に関する評価は、高く評価されています。
特に講義に対する評価は高いです。
大学での研究のほかに官公庁などでも活動している先生が多く、現在起きている諸問題を題材に、実務経験を交えて理論的に学ぶ講義が受けられる点などが評価されています。
1年生から2年間は基礎となる学習をし、3年生になると専門的な分野への学習に移ります。
そのため、段階を経ながら着実に専門分野の知識を身につけることが出来ます。
この学部の法学部同様、「自由な学校」という評価が多くみられます。「自ら学ぶ意欲を持っている学生には、とても良い環境」という意見が目立つ一方、「やる気のない学生には意味のない4年間」という厳しい意見が見られます。
文学部
文学部は、学習院大学の中で最も多くの学科があります。
哲学科、史学科、日本語日本文学科、ドイツ語圏文化学科、フランス語圏文化学科、心理学科、教育学科の7学科を有する文学科ですが、どの学科も授業に対する評価はかなり高いです。
都内にある大学というと、華やかなイメージが先行しがちですが、学習院大学自体が落ち着いた校風を持っているため、どの学科を選んでも、じっくりと学習することが出来る環境が整っています。
英語英米文化学科では短期留学のチャンスがあったり、日本語日本文学科であれば、古典・近世・近代文学・日本語学など幅広い分野で活躍する先生が教壇に立つため、「講義の内容が充実している」と感じる学生が多いようです。
就職面においても高い就職実績を誇っているだけに、様々なサポートが受けられる点に評価が集まっています。
理学部
物理学科、化学科、数学科、生命科学科の4つがある理学部は、他の学部と比べると、全体の評価は標準より若干高いレベルにとどまっています。
ただし、生命科学科など新設学科を含んでいるため、学科によってはかなり高く評価されているものもあります。
授業や講義に関する評価としては、「研究をするのに素晴らしい環境」「実績のある講師陣が多く学びが多い」「新設学科であるために教師との距離が近い」「細かなところまで指導してもらえる」という意見が多くみられます。
講義に関する評価が高いものの、研究室の数が少ない点がマイナス評価として挙げられるため、今一歩高評価につながらないようです。
しかし、高価な実験装置などが自由に使えるなど、設備面ではかなり高く評価されています。
そのため、「じっくりと研究をしたい」「研究職に就きたい」という人には、概ね高評価です。
規模的には小さいゆえに目立つ評価にはなりにくいようですが、環境や学習内容、就職実績などにおいては他の大学と比べても見劣りしません。
じっくりと自分のペースで学習したいと考えている人には、おすすめの学部といえます。
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気になる卒業後の進路
志望校を決める時には、やはり卒業後の進路も気になります。学習院大学卒業後の、気になる進路についてまとめてみましょう。
全学部で取得できる資格
どの学部でも取得することが出来る資格です。特定科目の単位を修得することで資格がとれます。
■司書
図書館の専門的な仕事を希望する場合には、司書の資格が必要になります。
■学芸員
各種博物館での専門的な仕事に携わります。学芸員の仕事は、主に、資料の収集・保管・展示企画・調査・研究活動などになります。
指定の学部で取得できる資格
次の資格は、指定された学部を卒業することによって、資格を取得することが出来ます。
■小学校教諭一種
文学部教育学科
卒業生はどんなところに就職した?
気になる卒業後の就職先の参考として、実際に法政大学の卒業生が、どんな企業に就職したのかは、ぜひとも知っておきたい情報です。
●法学部
神学者よりも就職者の方が多いです。就職者の中では、8人に1人が公務員就職者で、その他は一般の大手企業への就職が目立ちます。
みずほファイナンシャルグループ、東京23特別区人事委員会、三菱東京UFJ銀行への就職は人気が高く、その他にも、全日本空輸、りそなホールディングス、野村證券、松屋、東京火災保険などへも多くの卒業生が就職しています。
●経済学部
3大メガバンクへの人気が集中しています。そのほかには、東京23特別区人事委員会、第一生命保険、みずほ証券などが人気です。
●文学部
大手銀行への就職が全体的に見ると目立つ傾向にありますが、特徴としては、他の学部と比べて幅広い分野に就職している点が目立ちます。
主な就職先としては、マイナビ、日本郵便、日本生命保険、日本航空、学習院、JALスカイ、SMBC日興証券などがあります。
●理学部
大学院への進学率が高い理学部は、公務員就職者が目立つ傾向にあります。そのほかには、大成建設や東日本旅客鉄道、みずほファイナンシャルグループなどへの実績があります。
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一般入試であっても通ってみたい学習院大学の魅力
学習院といえば、幼稚園から一貫した教育機関であることは有名ですが、ただの私立学校という以上に、「代々それなりの家柄に生まれた子どもが多く通う学校」というイメージの方が未だに強いのでは?
もちろん、他の大学に比べれば、「一族揃って学習院」という学生もいまだに多いということもあります。
その点で見れば特殊かもしれませんが、学習院大学の入学に限ってみれば、その傾向はかなり薄まって低くなっているのが現状のようです。
それでも、日本の皇族が通うために作られた学校という歴史から、様々な貴重な資料や建造物が身近にあるという環境は、他の大学では味わうことが出来ない特権といえるでしょう。
特に、図書館に所蔵されている貴重な文献の数々は、文学を志す学生にとっては何よりも魅力的に感じるのでは?
例えば、「平治物語」九条家蔵本や「枕草子」三条西家旧蔵本、「蜻蛉日記」契沖手写本、「南総里見八犬伝」初摺本、「伴大納言絵巻」古写本等は、研究対象としても高い人気があります。
こうした貴重な文献を通して自らの学びを深めることが出来るのは、学習院大学ならではの魅力的な体験といえるでしょう。
さらに、家柄の良い学生との交流によって、品のある身のこなしや広い視野を持った考え方が身につくなど、「プラス効果」が期待できるという点も、学習院大学の一般入試人気が衰えない理由の一つになっています。
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか?
学習院大学の偏差値や学部ごとの難易度などについては、以下の記事で詳しく解説をしています。
ぜひこちらの記事もご覧ください。
→学習院大学の偏差値や難易度はどうなの?学部ごとに調べてみた!
学習院大学について、さらにお分かりいただけると思いますよ。
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