早稲田大学の評判や雰囲気は?卒業生の就職実績についても調査!

早稲田大学は、これまでに数多くの逸材を政界・財界へ排出しているということも有名です。

その原点にあるのは、大隈重信が、イギリス流の政治経済学を中心とする大学をモデルに、前身となる東京専門学校を設立したことにあります。

そのため、早稲田の政治経済学部は今でも人気学部となっています。

さらに、国際交流が盛んな大学という点も有名です。

特に、アジアからの外国人留学生を多く受け入れているのも、早稲田大学の特徴の一つでしょう。

政財界以外にも、出版・新聞・マスメディア・法曹・文学などの分野で、早稲田大学のOB・OGが数多く活躍しています。

その活躍の場は、国内にとどまらず世界各国に広がっています。

こうした卒業生たちの活躍する姿も、早稲田大学に希望者が集中する理由といえるでしょう。

今回はそんな早稲田大学について見ていきます。

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気になる大学の評判

私立大学でトップといわれる政治経済学部はもちろん、法学部・文学部などの伝統的な学部は、いずれも相変わらず人気が集中している早稲田大学。

実はここ30年ほどで、大規模な学部の再編や新設が行われています。

それによって国際教養学部・政治経済学部国際政治経済学科が新設され、第一文学部・第二文学部・理工学部の改編など、魅力ある学部が次々と登場しました。

さらに、新たな入試制度の導入や奨学金制度の創設など、早稲田大学を目指す学生にうれしい制度が続々と誕生しているところも注目されています。

たとえば、英語の外部検定試験を利用した新たな入試方法や、学力試験とは異なる観点から積極的に評価する「公募制学校推薦入試」は、2017年度の入試から新たに導入される制度。

この制度は、文化構想学部・文学部・人間科学部が対象となるので、受験を希望しているならまずはチェックしておきたい情報です。

ただし、超難関大学の一角であることは間違いない早稲田大学。

全学部の平均倍率は、5.9倍とかなり高レベルです。

しかも、競争率の激しい教育学部初等教育学科や社会科学部に至ってはなんと競争率10倍といいますから、やはり狭き門です。

それゆえに、早稲田大学の評価は、日本国内にとどまらず、世界レベルでもハイレベルな大学として評価をされています。

その証拠に、早稲田大学は、英国タイムズ社の発行する付録冊子で取り上げられた『世界大学ランキング2012‐2013』にランクインしています。

さらにこの評価を不動のもとのしている理由の1つに、国内ナンバーワンを争うといわれている学内設備の充実があります。

例えば、坪内博士記念演劇博物館や會津八一記念館などは、演劇・美術・考古学に関する企画展や興味深いコレクションの収蔵などがあり、学外からも数多くの見学者が後を絶ちません。

学内設備にこだわるのなら、早稲田大学を選べばまず間違いがないでしょう。

一方で理系希望者の場合、「国立大学の滑り止め」としてのイメージが強いという評価も目立ちます。

確かに、国立大学の方が国からの補助金や授業料の関係で早稲田大学よりも優遇されています。

でも、実際には理工学部は、政経・法学部に並び常に上位をキープしています。

学内での人気や評価も高く、さらに就職面においては、かなり有利だったと感じた先輩たちが多く目立ちます。

 

気になる看板学部

「早稲田大学といえば政治経済学部」といわれるほど伝統ある学部が、政治経済学部です。

何しろ、政治経済学部を最初に設立したのが早稲田大学です。

実績としても私立文系の最高峰の位置づけであるだけに、やはり看板学部といってよいでしょう。

もともと政治経済学部は、理論経済の問題点を指摘し、現実的な経済理論を考えることを目的とした学問です。

大手上場企業への就職にも有利で、同じく人気の高い法学部と比べれば比較的単位も取りやすい政治経済学部は、安定した人気を誇っています。

もちろん、気になる評判も看板学部であるからこその評価が多く目立ちます。

「看板学部だけに、経済の授業は難しかった」「自分が学びたい分野を、多くの選択肢から選ぶことが出来る」など、授業の内容に対して高く評価されています。

また、「社会に出てからかなり役に立った」「設備が充実して授業が受けやすい環境」などの評価も見られます。

全体的に「広く・深く学べる」といった評価になるでしょう。

ただし、多種多様なゼミがあっても競争倍率が激しいだけに、人気のゼミはそれなりの努力がないとは入れないという意見も見られます。

就職面に関していえば、上場企業の役員に多くのOB・OGがいるだけに、心強いといった意見が目立ちます。

ただし、実績やネームバリューはありますが、「学校名や選択学部に頼らず、自ら努力する姿勢がなければ難しい」といった厳しい意見もあります。

 

気になる人気の学部

早稲田大学の場合、どの学部も人気が高いですが、受験者数の多さでみると、やはり商学部が人気学部といってもいいでしょう。

すでに10万人を超えるOB・OGが様々な分野で活躍し、有名企業の役員や起業家も数多く輩出しています。

そのため卒業後の就職状況も、常に好調をキープし続けています。

もちろん、実績だけが安定の就職率を支えているわけではありません。

商学部では、卒業後の進路を意識した学習が出来るように、6つのトラックが準備されています。

この6つのトラックは、「会計トラック」「経営トラック」「マーケティング・国際ビジネストラック」「金融・保険トラック」「経済トラック」「産業トラック」とわけられています。

そのため、自分が希望する進路に関する知識を、幅広く学ぶことが出来るようになっています。

しかも3年生からは、このトラック制に対応した約60ものゼミがあり、より専門的で高度な研究を行うことが出来ます。

こうした充実したゼミも、人気の理由の一つになっています。

さらに、「有名な教授たちが多くいる」「著名な教授の下で専門的に学べる」といった評価も目立ちます。

ただしマンモス学部なので、人気のあるゼミには希望者が集中してしまうようです。

そのため、「希望していても、ゼミに入れないことが多い」といった意見もよく見られます。

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ピックアップ!この学部の評判は?

看板学部・人気学部以外の評判を、ザックリとまとめてみました。

【法学部】

早稲田大学の2大看板学部といえば、政治経済学部と法学部です。

特に法学部から法曹界への進路を決めた卒業生の多くが、弁護士として活躍しています。

なんと、日本の弁護士の7分の1が早稲田大学の出身者というデータもあります。

もちろん、授業にも特徴があります。

「世界的に有名な教授が数多くいる」「有名な教授によっては他学部からも学生が集まる」といった評判も多くみられます。

「真剣に学びたい人には最高の環境」といった意見も多く、他大学と比べると比較的自由ながら、環境的には高く評価されているのが特徴です。

 

【教育学部】

全体的な評価として、「先生の面倒見の良さ」を評価する意見が多く目立つのが教育学部です。

また、「最先端の研究を行っている研究室が多い」という意見もあります。

教育の現場を進路先として希望している学生には、概ね高評価です。

 

【社会科学部】

様々な分野の授業を自由に選べる点が、高評価になっています。

ただし、「適当にしていると何も学べない」という厳しい意見も目立ちます。

自主的に目標をもって学ぶ意欲があれば、環境的にも評価の高い学部といえます。

 

【国際教養学部】

「将来世界で活躍したい」「英語力を高めたい」「英語に関する仕事をしたい」という学生にとっては、かなり評価の高い学部です。

講義はすべて英語で行われるため、英語力がつくという意見も多いです。

ただし、「帰国子女が多いため、努力しないとついていけない」という厳しい意見もあります。

2年生の後半から1年間の留学制度があるのも魅力の1つのようです。

留学中も単位がもらえる為、在学中に留学をしたいと考えているなら、おすすめの学部といえるでしょう。

 

【文学部】

多種多様な授業と幅広い教授の講義が受けられる点が、高く評価されています。

中には、アニメや漫画を題材として取り上げる講義もあり、「自分の興味に合う授業が必ず見つかる」という意見もあります。

それだけに、自分が学びたいものが決まっている人にとっても、まだ決まっていない人にとっても、十分満足できる授業内容という評価が目立ちます。

 

【基幹理工学部】

最先端の研究が出来る環境に、高評価が集中しています。

特に、大企業との共同研究をしている研究室が非常に多いことを魅力の一つとしてとらえる意見が目立ちます。

こういった環境から、「就職に有利と感じた」という意見も見られます。

 

【創造理工学部】 

最先端の研究をしている研究室やゼミが多く、分野によっては日本トップクラスの研究をすることが出来るという点が高評価につながっています。

専門性に特化した授業が多く、「やりたいことが決まっているのなら必ず成功する」といった力強い意見もあります。

ただし、「基礎研究の分野が多く企業との連携が薄い」と感じた卒業生もいます。

 

【先進理工学部】

就職率が高いという評価が目立つのが、先進理工学部です。

そのまま大学院へ進学する学生が多いという学科もありますが、基本的には有名な企業に多くのOB・OGがいることから、「就職支援が充実している」という意見が目立ちます。

学生同様、「多種多様で個性的な先生が多いのが面白い」という意見もあります。

また、「家が買えるくらいの実験器具がよくある」という意見も見られます。

ただし、「トイレがきれいでない」「施設が古い」「あまり交通の便が良くない」という意見もあります。

 

【人間科学部】

人に関係することであれば幅広く学ぶことが出来るのが、人間科学部です。

中でも、「特に心理学系の学問が充実している」という意見があります。学科に関係なく、自分が希望する授業を受けることが出来る点も、評価につながっています。

自然豊かな環境を評価する意見がある一方で、所沢キャンパスというだけに、「アクセスが不便」「孤立感がある」といったマイナス意見も多く目立ちます。

ただし、「施設自体はきれい」「掃除も行き届いている」という意見もあります。

 

【スポーツ科学部】 

アクセス以外は全体的に高い評価にあるのが、スポーツ科学部です。

「スポーツを学びたい」「アスリートとして頑張りたい」という人には、環境的にも充実しているといえます。

特に「様々な入学制度があって入りやすい」という面白い意見もあります。

ただし、人間科学部同様、所沢キャンパスになる為、アクセス面・立地面でのマイナス意見は多く目立ちます。

住む場所によっては通学に2時間以上かかることもある為、「一人暮らしをするときの場所選びは慎重さが必要」という意見もあります。

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気になる卒業後の進路

志望校を決める時には、やはり卒業後の進路も気になります。

早稲田大学はネームバリューが強いだけに、ある程度までは就職にも有利に働きますが、大手企業への就職となると、「それ相応の活動が必要」という意見が多くみられます。

卒業生はどんなところに就職した?

実際に早稲田大学の卒業生たちが就職した先を知っておくことも、大学選びのポイントになります。

●政治経済学部

毎年多くの卒業生が大学院へ進学するという政治経済学部ですが、やはり人気が集中しているのは、3大メガバンクへの就職です。

東京都職員にも、多くのOB・OGが就職しています。他にも、三菱商事、NTTデータなどへの就職が目立ちます。

●法学部

学生の約80%が一般企業に就職している法学部は、国家公務員や大手銀行など、幅広い分野での活躍を求める傾向が強いです。

特に東京都職員Ⅰ類への就職は、全体から見てのダントツの1位です。

●商学部

メガバンクを含む銀行系への就職が目立ちます。

●教育学部

東京都職員が1番人気となっています。

全体的に幅広い分野で進路実績があるのが特徴です。神奈川県教員やソフトバンクグループ通信3社、東京海上日動火災保険なども人気が集中しています。

●社会科学部

やはり東京都職員Ⅰ類は、人気の就職先上位に入っています。

他にも、ソフトバンクグループ通信3社、あいおいニッセイ同和保険、みずほファイナンシャルグループなどにも人気が集中しています。

●国際教養学部

楽天・ソフトバンクグループ通信3社といった通信系への就職が目立ちます。他にも、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、住友商事なども人気の就職先です。

●文化構想学部

NHK(日本放送協会)への就職が、就職実績の上位3位の中に入っています。

●創造理工学部

ソフトバンクグループ通信3社、富士通、富士ゼロックス、JR東日本などが、人気上位5位までに入っています。

●先進理工学部

本田技研工業、野村證券、長瀬産業などが人気上位5位までに入っています。

●スポーツ科学部

スポーツに関する学部だけに、人気場5位の中にミズノが入っています。

ほかにも、野村證券、三菱電機、JR東日本などがあります。

 

●全学部で取得できる資格

続いてどのような資格が取得できるのか見ていきましょう。

どの学部でも取得することが出来る資格です。特定科目の単位を修得することで資格がとれます。

■司書・司書教諭

図書館の専門的な仕事を希望する場合には、司書の資格が必要になります。

また、学校図書館の専門的な仕事に携わるには、司書教諭の資格が必要になります。

司書教諭の資格取得には、教職課程と司書経論に関する科目を習得する必要があります。

■学芸員

各種博物館での専門的な仕事に携わります。

学芸員の仕事は、主に、資料の収集・保管・展示企画・調査・研究活動などになります。

■社会福祉主事(任用)

福祉関係の仕事に関する資格としては、最も歴史が古いものの一つです。

福祉施設での相談員や生活指導員への就職などには有利な資格です。

●教育部で取得できる資格

教育学部では、教育現場に関わる為の資格を取得することが出来ます。

・小学校教諭一種

・特別支援学校教諭

●基幹理工学部で取得できる資格

基幹理工学部の情報理工学科・情報通信学科を選択すると、次の資格を取得することが出来ます。

・第一級陸上無線技術士

●創造理工学部で取得できる資格

創造理工学部でも、社会環境工学科と建築学科は、それぞれ次の資格を取得することが出来ます。

・測量士補(社旗環境工学科)

・一級建築士(建築学科)

●先進理工学部で取得できる資格

先進理工学部では、化学・生命化学科、応用化学科と電気・情報生命工学科では、それぞれ次の資格を取得することが出来ます。

・甲種危険物取扱者(化学・生命化学、応用化学)

・第一級陸上無線技術士(電気・情報生命工学科)

●人間科学部で取得できる資格

人間科学部の健康福祉化学科では、次の資格が取得できます。

・社会福祉士

 

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか?

明治大学の偏差値や学部ごとの難易度などについては、以下の記事で詳しく解説をしています。

ぜひこちらの記事もご覧ください。

早稲田大学の偏差値や難易度はどうなの?学部ごとに調べてみた!

明治大学について、さらにお分かりいただけると思いますよ。

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