法政大学の評判や雰囲気は?卒業生の就職実績についても調査!

ただし、進化し続ける大学であるだけに、時代のニーズに合わせて柔軟に変革し続けています。

日本だけでなく世界でもリーダーシップが取れる人材を輩出すべく、グローバル社会を見据えた学部を次々と設置。

何と現在では、15学部を抱える総合大学となっています。

そのため、法政大学のOB・OGは個性豊かなのが特徴です。

しかもその多くが、様々な分野で活躍する人ばかりです。

さらに「スーパーグローバル大学」に選定されているだけに、その設備の充実度も高いのが特徴です。

まさに法政大学は、「マルチプレイヤーを増産し続ける総合大学」といってもよいでしょう。

今回はそんな法政大学の評判・卒業後の進路などなど、多くの人が気になるであろうことについてまとめました。

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【気になる大学の評判】

法政大学の前身は、1880年に設立された東京法学社(のちの東京法学校)です。

そのため、法政大学の法学部は日本の私立大学の中で最も古い歴史があります。

さらに特徴的なのが、法学部以外にも多くの伝統学部があるということです。

たとえば、最近人気が高い社会学部ですが、この学部も日本の私立大学の中では、法政大学が最初に設立しています。

さらに経済学部・経営学部も、それぞれ慶應義塾大学・明治大学に次いで2番目に設置されました。

さらに、今では多くの大学でも取り入れられているインターンシップ制度も、法政大学ではいち早く導入した実績があります。

このこともあって、法政大学は法学部以外にも多くの学部が人気となっています。

法政大学では、建学当初から「自由な学風と進取の気象」を掲げています。

この校風は、法政大学の校歌の中でも謳われており、その精神は設立から現在に至るまで脈々と引き継がれています。

戦後はこの精神に、「開かれた大学、開かれた精神」「自立型人材の育成」が基本理念に加えられ、現在の法政大学を構成しています。

これからの時代をリードする人材の育成を見据え、国際交流にも力を入れている法政大学ですが、他のMARCHと比べると今一つ印象が薄い点がよく指摘されます。

ただし、15学部を抱えているという事情もあり、個々の学部にスポットが当たりづらい環境にあるとも言えます。

東京法学校からスタートした法政大学ですが、現在では、15学部18大学院研究科をもつ総合大学となっています。

 

【ピックアップ!この学部の評判は?】

看板学部・人気学部以外の評判を、ザックリとまとめてみました。

【経済学部】

経済学部には、経済学科・国際経済学科・現代ビジネス学科の3つがあります。

MARCHの1角を担っているだけに、伝統ある学部といえます。

全体的な評価としては、≪標準レベル≫といった印象が強いですが、就職や進学面においては、かなり高い評価になっています。

特に、公務員試験講座など就職に関するフォローがしっかりしているという意見が見られます。

学部全体でみると男子学生の割合が多いこともあり、「男子校のノリで楽しい」というユニークな意見も見られます。

 

【国際文化学部】

国際文化というと語学が中心になるイメージが先行しがちですが、法政大学の国際文化学部では、情報や映画・音楽といったメディア関係の授業が多いのが特徴です。

そのため、学科に縛られることなく、様々な分野を学ぶことが出来る学部といえます。

また、必修となっている海外留学に関しても評価も目立ちます。

自分に合った留学先を選択できるよう、10か国7言語圏に16大学が準備されています。

奨学金制度も充実しているため、「学生の間に留学を経験したい」「外国語を学びたい」という人にはおすすめです。

キャンパスも飯田橋になる為、立地・アクセス面でも高評価です。

 

【グローバル教養学部】

全学部の平均偏差値が58~60となっている中、その人気が有名難関大学に肉薄する勢いにあるのが、グローバル教養学部です。

2008年に設置された学部なので、多くの歴史ある学部を持つ法政大学の中では「歴史が浅い学部」となりますが、すでに人気は看板学部や人気学部に匹敵するレベルに達しています。

グローバル教養学部といいますから、主に英語を学びます。

語学レベルはかなり高く、入学希望者の多くが帰国子女または留学経験者です。

授業はすべて英語ですので、もちろん英語の授業も「英語」で行われます。

その点から見ても、他のMARCHと比べてもかなり高レベルの授業といえます。

募集数が少なく設置から日が浅い学部ですので、他の学部のように評価や口コミがあまり出てこない点が残念ですが、逆に言えば、学生たちが十分に満足しているという証であるともいえるでしょう。

 

【人間環境学部】

環境を軸に、様々な分野で学ぶことが出来るのが、人間環境学部です。

専門となる環境だけでなく、関係する法律や経済・社会学・自然科学など、学ぶことが出来る分野が多岐にわたっているのが特徴といえます。

そのため、全体的な評価としても、「幅広く学ぶことが出来る」「自分の可能性が広がる」などの意見が多く目立ちます。

また、他の学部と比べ研究室やゼミの種類が多いのも、この学部の特徴といえます。

特に環境学部であるだけに、現地調査を実施しているゼミが多いのも魅力になっています。

 

【情報科学部】

情報科学部には、コンピュータ科学科とデジタルメディア学科の2つがあります。

評価としては、平均よりやや高い評価といった印象です。

ただし、研究室やゼミ・就職や進学に関しては、かなり高評価が目立ちます。

特に「プログラミングを極めたい人」には、おすすめの学部といえます。

その理由はプログラミングの演習講義にあります。

演習講義では、他の大学以上の学習時間が準備されています。これが、高評価につながっています。

また、ゼミは少人数制のため、きめ細やかに指導を受けられる点も評価が高いです。

学習の流れとしては、1年生の1年間は数学やプログラミングの基礎的な知識を学びます。

2年生になると、より専門分野を学ぶ上での基礎科目を学ぶことで、3年生からの専門分野への学びに移ります。

4年生になると研究室に配属され、自分の興味のある分野をより深く学びます。

 

【デザイン工学部】

デザイン工学部には、建築学科・都市環境デザイン工学科・システムデザイン学科の3つがあります。

特に、「建築が好き」「ものづくりが好き」という学生にはおススメの学部です。

学べる範囲も多岐にわたり、しかも今も第一線で活躍している人が教授陣に多く含まれているため、どの分野の研究も最先端と感じる意見が多く目立ちます。

ただし、「自ら学ぶ意欲がなければだめ」「徹夜は必至」「課題は計画的に」などの厳しい意見も見られます。

「積極的に学びたいという意志の強さが特に必要な学部」という印象です。

 

【理工学部】 

理工学部には、機械工学科・電気電子工学科・応用情報工学科・経営システム工学科・創生科学科の5つがありますが、全体的に平均的な評価になっています。

ただし、授業の内容としてはちょっとした特徴があるようです。

理工学部ですので基本的には理系関係の授業ですが、文系の視点から物事をとらえるという授業もある為、「他大学の理系学部とは違った魅力を感じる」という意見が多くあります。

また、企業・数理・社会・生産・金融など様々な分野を広く浅く学ぶことが出来るので、総合的に学ぶことが出来るという意見も見られます。

「理系だけど何を学びたいか迷っている」という人には、様々な角度から学ぶ環境が整っているだけに、おすすめの学部といえるでしょう。

 

【生命科学部】

生命科学部では、生命機能学科と環境応用化学科の2つがあります。

この学部の特徴は、講義や授業、研究室やゼミに対する評価が軒並み高評価である点です。

高評価となった研究室の数は、「多い」という評価が目立ちます。

また、その研究室も「研究一筋」という教授から、「企業就職経験あり」という教授まで幅広く、それぞれ特色ある研究室といった印象があります。

全般的に「研究をしたい」「学生同士で切磋琢磨しながら研究に打ち込みたい」という、研究熱心な学生が集まっているのが特徴の学部です。

 

【スポーツ健康学部】

スポーツ健康学部の講義や授業に対する評価は、高評価です。

この講義や授業を行う教師陣には、かなり特徴があります。

アスレティックトレーナーや理学療法士、スポーツドクターなどのほか、プロ選手の育成経験のあるコーチやスポーツに関する政策に関わったことのある政治家など、かなり個性的といえます。

それだけに、授業を受けていく中で、自分に合った進路を見つけることが出来る環境にあるというのが、評価につながっているといえます。

実習系の授業では、様々な精密機械などの設備も充実しており、将来スポーツに関する仕事をしたい人にはおすすめの学部といえるでしょう。

 

【社会学部】

何といっても、マスコミ関係に精通した教授が多数在籍しているだけに、メディア関係に就職したいと考えている人にはおすすめの学部です。

ジャーナリズムやマスコミ学も、各分野に精通した教授がそろっているため、授業や講義に関する評価は、概ね高評価です。

社会学部には、社会政策科学科・社会学科・メディア社会学科の3つがありますから、自分がまだやりたいことが決まっていないという人でも、大学の4年間でしっかりと見つけることが出来る環境だといえるでしょう。

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【気になる卒業後の進路】

志望校を決める時には、やはり卒業後の進路も気になります。法政大学卒業後の、気になる進路についてまとめてみましょう。

【取得できる資格は?】

法政大学では、全学部で取得できるものと、指定された学部のみ取得できるものに分かれます。

以下の資格はどの学部でも取得することが出来る資格です。

特定科目の単位を修得することで資格がとれます。

■司書

図書館の専門的な仕事を希望する場合には、司書の資格が必要になります。

■社会教育主事

地方自治体の教育委員会に置かれる専門的な教育職員を目指すなら、社会教育主事の資格取得が必要です。

■学芸員

各種博物館での専門的な仕事に携わります。

学芸員の仕事は、主に、資料の収集・保管・展示企画・調査・研究活動などになります。

 

指定の学部で取得できる資格

次の学部では、指定された課程を受講することによって、資格を取得することが出来ます。

■文学部地理学科

測量士補

■文学部心理学科

認定心理士

■社会学部

社会調査士

■現代福祉学部

社会福祉士(※)、精神保健福祉士(※)、認定心理士、社会福祉主事(任用)

※指定の過程を修了すると、受験資格が得られます。

■スポーツ健康学部

㈶日本体育協会公認アスレティックトレーナー(養成講習会免除資格)、㈶日本体育協会スポーツ指導基礎資格、㈶健康・体力づくり事業団健康運動指導士(受験資格)、㈶健康・体力づくり事業財団健康運動実践指導者(受験資格)

■理工学部電気電子工学科

電気主任技術者、無線技術士

■デザイン工学部都市環境デザイン工学科

測量士補、技術士補(JABEE申請中)、建築士(2級)

■デザイン工学部建築学科

建築士(1級、2級)

■生命科学部生命機能学科

バイオ技術者(上級・中級)、技術士補・技術士、危険物取扱者(※)

※指定の過程を修了すると、受験資格が得られます。

■生命科学部応用植物科学科

バイオ技術者(上級・中級)、技術士補・技術士、樹木医補・樹木医(※)

※指定の過程を修了すると、受験資格が得られます。

 

資格試験に向けて開講される専門講座

■司法試験

正規カリキュラムとは別に準備された、法職講座です。

基礎講座・社会法講座・訴訟法講座などがあり、法職講座OBで現職の弁護士が講師を担当します。

■公認会計士試験

市ヶ谷キャンパスと多摩キャンパスにて、会計専門職講座が開講されます。

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【卒業生はどんなところに就職した?】

気になる卒業後の就職先の参考として、実際に法政大学の卒業生が、どんな企業に就職したのかは、ぜひとも知っておきたい情報です。

●法学部

東京税関や参議院事務局、法務省などのほか、各分野の大手企業への就職が目立ちます。

豊田通商や三菱東京UFJ銀行、野村證券、全日本空輸、電通などへは、多くの卒業生が就職しています。

●経営学部

多角的な立場で経営を学ぶ経営学部では、三菱商事、商船三井、三井不動産、三井住友銀行への就職に人気が集中しています。

他にも、パナソニックや大和証券、3大メガバンクも人気です。

●文学部

文学部では教員を目指す人もいますが、多くは一般の大手企業へ就職しています。LIXILやワコール、キューピーなどのほか、丸井グループ、三越伊勢丹、三菱商事などにも多くの卒業生が就職しています。

●国際文化学部

国際文化学部では、トヨタ自動車への人気が目立ちます。そのほか、ノエビア、京セラ、住友商事、全日本空輸、成田国際空港、東急エージェンシー、エイチ・アイ・エスなども人気です。

●人間環境学部

幅広い分野への就職が目立ちます。大和ハウス工業、三菱商事、三越伊勢丹、大和証券、日本航空、東京電力、リクルートグループなど、卒業生は様々な分野の大手企業へ就職しています。

●キャリアデザイン学部

凸版印刷、ファーストリテイリング、リクルート、ベネッセコーポレーション、テレビ朝日などへの就職が人気です。

●デザイン工学部

建築業界では、積水ハウス、清水建設、大林組、旭化成ホームズ、鹿島建設など、大手建設会社への就職実績は安定感があります。

そのほかにも、バンダイ、リコー、パイオニア、本田技研研究所なども人気が高いです。

●情報科学部

三菱電機やサイバーエージェント、ソフトバンクモバイル、インテック、富士ソフト、東芝ソリューションなどへの就職実績があります。他にも、東日本旅客鉄道やみずほ情報創建などへの就職も人気です。

●生命科学部

山崎製パン、田辺三菱製薬、科研製薬、日本メナード化粧品、雪印種苗などは人気が集中しています。

●スポーツ健康学部

教員を目指す学生も見られますが、多くは一般企業へ就職しています。

大塚製薬、キューピー、ヴィクトリア、アサヒビール、日本スポーツ振興センターなどのほか、松竹、近畿日本ツーリストなども人気です。

●経済学部

三菱東京UFJ銀行、大和証券、日本政策金融公庫、東京国税局、日本銀行、内閣府などへの就職実績があります。

●現代福祉学部

三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行、野村證券などのほか、ノエビア、ニチイ学館、ベネッセスタイルケア、日本赤十字社への就職が人気です。

他の学部と比べると、各都道府県庁・各市区町村職員への就職が目立つのも特徴です。

●社会学部

メディア・広告関係への就職が人気です。大日本印刷、時事通信社、TBSテレビなどは、多くの卒業生が就職しています。

他にも、双日、オリンパス、日本航空、小学館なども人気です。

●グローバル教養学部

英語のスペシャリストを育成する学部であるだけに、語学が生かせる企業への就職が目立ちます。

ヒロセ電機、近畿エクスプレス、エア・カナダ、JALスカイ、日本ビューホテル、ANAインターコンチネンタルホテル東京などに、多くの卒業生が就職しています。

 

【まとめ】

首都圏のビル型キャンパスの代表ともいえるボアソナード・タワーや、映画やCMでもよく使われる多摩キャンパスなど、魅力満載の法政大学。

偏差値的には平均的という口コミが目立ちますが、やはりMARCHの一角を担っている有名私立大学ですから、授業内容や就職実績は他のMARCHと比べても見劣りしません。

法政大学が気になった人は、ぜひ、大学の公式ホームページを一度チェックしてみてくださいね!

ちなみに、法政大学の偏差値や難易度については、以下の記事で詳しく解説をしています。

ぜひこちらの記事もご覧ください。

法政大学の偏差値や難易度はどうなの?学部ごとに調べてみた!

法政大学について、さらにお分かりいただけると思いますよ。

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